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更新日:2012年09月03日

環境学習(オオムラサキの保護活動)を実施しました。

 県企業局が壬生町内で造成工事を実施している「産業未来基地 とちぎ中央(みぶ羽生田産業団地)」の一部には国蝶に指定され、環境省レッドリストにも記載されているオオムラサキなど稀少な動植物が生息しています。
 このため、造成工事の進捗に併せて、保全すべき動植物の生息状況を調査するとともに、繁殖期の鳥類に配慮した工期設定、ビオトープ等への移植など、平成22年度に策定した保全計画書に基づき様々な保全対策を実施しています。
 今回、その一環として、2月6日(月)、地元の羽生田小学校の児童の皆さんをはじめ関係者のご協力をいただきながらオオムラサキの保護活動を実施しました。
 当日はあいにくの雨天でしたが、宇都宮大学農学部の香川先生のご指導のもと、羽生田小学校5、6年生の「子ども科学クラブ」の児童7名が、オオムラサキの食樹であるエノキの木の根元で越冬中のオオムラサキの幼虫を探しました。
   

 採取後、香川先生から標本等を用いてオオムラサキの生態などについて学習しました。
 今回採取したオオムラサキの幼虫は7尾。羽生田小学校で一時観察した後、工事に影響のない場所へ移す予定です。

   
 企業局では、今後も周辺の環境に配慮した生産拠点として、雇用の拡大や地域振興に貢献できる産業団地となるよう、今後とも地元の皆様のご理解とご協力をいただきながら鋭意整備を進めてまいります。